信州国 十二国記
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【十二国記　第２部　終章より】

和元三十二年一月	（わげん　さんじゅうにねん　いちがつ）
黒麒還蓬山	（ほうざんに　こっきが　きかんし）
飄旋黄旗於天下	（てんかに　きりんきが あげられた）
夏	（そのなつ）
禁軍将軍乍驍宗	（きんぐん　しょうぐん　さくぎょうそうは）
自令坤門入黄海	（れいこんもんより　こうかいに　はいり）
而昇蓬山盟約泰麒	（ほうざんに　のぼって　たいきと　めいやく）
入神籍号泰王	（しんせきに　はいって　たいおうと　なったのである）

＜１２国の地図（概念図）＞

【十二国】の概要
雁州国 （えんしゅうこく）	治世が５００年も続く大国だが、 特産物は無い。　統一した政策によって農地が広がり農産物が多い国。　 胎果の王は珍しい。 ■王は　延王（えんおう）　尚隆（しょうりゅう）■ 　◆倭名は小松 尚隆（こまつ なおたか）　胎果の生まれ◆ ■麒麟は　延麒（えんき）　六太（ろくた）■ 　◆倭名も六太　胎果の生まれ◆
戴極国 （たいきょくこく）	王も麒麟も行方不明で、 国が荒れている。　第２部主人公の泰麒が統治する国。 ■王は　泰王（たいおう）　乍驍宋（さくぎょうそう）■ ■麒麟は　泰麒（たいき）　蒿里（こうり）■ 　◆倭名は高里 要（たかさと かなめ）　胎果の生まれ◆
慶東国 （けいとうこく）	第１部で中嶋陽子が王となった国。　 王が不在だったため妖魔があふれ国土が荒れている。　久しぶりに胎果の王が即位した。 ■新王は　景王（けいおう）　赤子（せきし）　女性の国王■ 　◆倭名は中嶋 陽子（なかじま ようこ）で胎果の生まれ◆ ■麒麟は　景麒（けいき）■
巧州国 （こうしゅうこく）	現在、麒麟も王もいない。　 塙王は、塙麟が死んで２ヶ月で崩御した。　蓬山に巧国の麒麟の卵果が実っている。　 錯王は５０年余りの治世で終わった。 ■先の国王は　塙王（こうおう）　錯王（さくおう）■ ■先の麒麟は　塙麟（こうりん）　塙和（こうわ）■
舜極国 （しゅんきょくこく）	薬水や珍しい石を産出する しっかりした国。　４０年の治世。　巧国から妖魔が流れている。 ■王は　徇王（しゅんおう）■ ■麒麟は　徇麒（しゅんき）■
奏南国 （そうなんこく）	大国で、宋王は名君 として知られている。　治世６００年で雁国よりも長く、もうすぐ至上最も長 い王朝となる。　延麒を蓬莱で見つけたのは宋麟。　宋麟は胎果では無いが、 名前をもっている。 ■王は　宋王（そうおう）　ろ先新（ろせんしん）■ ■麒麟は　宋麟（そうりん）　昭彰（しょうしょう）　胎果では無いが名前がある。■
才州国 （さいしゅうこく）	王は人格者で知られている。　 大木鈴を保護し、見聞を広めるために街で暮らすように勧める。　 胎果では無いのに麒麟に名前があるのは、王に愛されている麒麟である証拠。 ■王は　采王（さいおう）　黄姑（こうこ）　年配の女性国王■ ■麒麟は　采麟（さいりん）　揺藍（ようらん）　胎果では無いが名前がある。■
漣極国 （れんきょくこく）	王は農民の生まれ。 ■王は　廉王（れんおう）　鴨世卓（おうせいたく）■ ■麒麟は　廉麟（れんりん）　蓬莱と十二国世界を結ぶ宝重（ほうちょう）をもっている。■
範西国 （はんせいこく）	匠（たくみ）、工芸品で知ら れている国。　宝飾品や様々な道具がこの国から輸出されている。　王と麒麟はちょっ と変わり者。 ■王は　氾王（はんおう）　呉藍滌（ごらんじょう）■ ■麒麟は　氾麟（はんりん）　梨雪（りせつ）■
恭州国 （きょうしゅうこく）	１００年ほどの治世だが豊か な国。 ■王は　供王（きょうおう）　珠晶（しゅしょう）　女性の国王■ ■麒麟は　供麒（きょうき）■
芳極国 （ほうきょくこく）	現在、王も麒麟もいない。　 圧政に耐えかねて諸侯が兵をあげ、王と麒麟の首をはねてしまった。　現在は王を倒し た将軍が国を預かっている。　王には一人娘、祥瓊（しょうけい）がいたが、仙籍を外 されて行方不明に。 ■先の王は　峯王（ほうおう）　洌王（れつおう）■ ■先の麒麟は　峯麟（ほうりん）■
柳北国 （りゅうほくこく）	謎めいた国。　法律のしっかり した法治国家で、前の峯王は柳国を手本に法律を作った。　北国は寒いので、冬は暖かく て夏は涼しいので家を地下に作っている。　妖魔が出没し国が傾きかけているらしい。 ■王は　劉王（りゅうおう）　助露峰（じょろほう）■ ■麒麟は　劉麒（りゅうき）■

奏南国の宋王、ろ先新（ろせんしん）の「ろ」の字がＦＥＰでは出ませんでした。
もう少し探して見ます。

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